ページビュー数、セッション数、ユーザー数の違いについて
Googleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)のページビュー数、セッション数、ユーザー数は初めのうちは混乱するかと思いますので、その違いについて書きたいと思います。
ざっくり違いをまとめると下記です。
- ページビュー数:ページを見た回数
- セッション数 :サイトに訪れた回数
- ユーザー数 :サイトに訪れた人数
ページビュー数とは
ページビュー数とはページを見た回数になりますので、基本的にセッション数やユーザー数よりも大きな数になります。
数の関係を表すとこうです。
ページビュー数 ≧ セッション ≧ ユーザー数
例えば、AさんとBさんがサイトに来ました。Aさんが3ページ見て、Bさんが7ページ見たとします。
この場合、こう数えます。
- ページビュー数:10
- ユーザー数 : 2
ではセッション数は?という話ですが、条件によって変わるので下記で説明します。
セッション数とは
セッション数とは、先ほど書いた通りサイトに訪れた回数になります。
サイトを表示してからサイトを離れるまでを1セッションで数えます。同じ人がサイトに何度か訪れると、ユーザーは1ですがセッションは訪れた回数分カウントされます。
※ちなみに30分放置するとセッションが切れます。そのため、放置後に再度サイトをみると新たにセッションが開始されてカウントされます。
AさんとBさんの例で説明します。
Aさんが朝に3ページ、夜に再度訪問して2ページ見て、Bさんが夜に7ページ見たとします。
この場合、単純にこうなります。
- ページビュー数 :12
- セッション数 :3
- ユーザー数 :2
ユーザー数に関しても、実は条件によって同じユーザーとしてカウントされないことがありますので、次で説明します。
パソコンとスマホでそれぞれ訪問するとユーザー数が増える
ユーザー数とは訪問の人数ですが、同じブラウザで訪問しないと同じ人としてカウントされません。
例えばスマホでchromeとsafariでそれぞれ同じサイトを開くと同じ人でもユーザー数は2でカウントされます。それはクッキーが関係しているからです。
クッキーはブラウザごとに保持されますので、別のブラウザでアクセスすると別のユーザーとしてカウントされます。
パソコンとスマホでそれぞれ同じサイトをみても違うユーザーとしてカウントされます。
ちなみに、Googleシグナルの設定をしておくと別のデバイスでサイトに訪問してもGoogleにログインしていれば同じユーザーとして計測されます。
まとめ
まとめますと最初に書いた通り、三つの指標の違いは下記になります。
- ページビュー数:ページを見た回数
- セッション数 :サイトに訪れた回数
- ユーザー数 :サイトに訪れた人数
似ていますが違いを理解できるとレポートも見やすくなるかと思います。