SQLのSELECT文、単一テーブルからのデータ抽出について解説します。
SQL初心者向けの記事になります。勉強用の環境準備からサンプルデータ登録、SELECT文実行をしていきます。
環境の準備
今回はGoogle BigQueryの無料のサンドボックス環境を使います。※Google BigQueryのサンドボックス環境とは、機能に制限はありますがクレジット カード情報の登録や請求先アカウントの作成を行う必要がなく、無料でBigQueryを試せる環境です。
環境の作り方はこちらの記事をご参照ください。
Google BigQueryを無料で試す方法 サンドボックス環境の作り方
データの準備
今回使用するサンプルデータです。
こちらのページに従って登録します。
サンプルデータのダウンロードはこちら↓ ※ボタンをクリックするとダウンロードされます。
サンプルデータの内容はこのようなものです。
それぞれmenu_masterテーブル、purchaseテーブルと呼びます。
![menu_master.csvのデータの内容](https://mochi-mochi-mochiko.com/wp-content/uploads/2023/01/image-15.png)
![purchase.csvのデータの内容](https://mochi-mochi-mochiko.com/wp-content/uploads/2023/12/e34a14ca2c34c27a7f569f4e5ba9f347.png)
単一テーブルからデータを抽出する
それではさっそくSELECT文を書いてみましょう。
まずは、メニューと金額の一覧を抽出してみます。
メニューと金額はmenu_masterテーブルに入っていますので、そこからデータを取得します。
SELECT name,price FROM coffee_shop.menu_master;
![クエリ結果](https://mochi-mochi-mochiko.com/wp-content/uploads/2023/12/image-2.png)
上記のような結果になればOKです。
SELECT句には抽出したいデータの項目名を指定し、FROM句でどのテーブルから抽出するか指定します。
FROM句でcoffee_shop.menu_masterとなっていますが、どのデータセットのどのテーブルかを指定する書き方です。